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ウィリアム=ブレイク「巨大な赤い龍」解説

1800年代
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始めに

 ウィリアム=ブレイク「巨大な赤い龍」をかいていきます。

背景知識、伝記

基本情報

 ウィリアム・ブレイク(1757年11月28日 – 1827年8月12日)は、イギリスの詩人、画家、銅版画職人です。

 1757年11月28日、ロンドン、ソーホー地区のゴールデン・スクエア、ブロード・ストリート28番地に、靴下商人ジェイムス・ブレイク、キャサリン夫妻の間に第3子として生まれ、ピカデリー教区のセント・ジェームズ教会で洗礼を受けていて、宗教的なテーマの創作を展開していきました。

ブレイクの遍歴

 ブレイク家はイングランド国教徒で、ウィリアムもロンドンのピカデリーにあるセント・ジェームズ教会で洗礼を受けています。聖書はブレイクに影響を与え、さまざまな神秘的な宗教体験をしたとされます。

 幼い頃からギリシャの古代美術の絵のコピーを彫ったりして、ラファエロ、ミケランジェロ、マールテン・ファン・ヘームスケルク、アルブレヒト・デューラーの作品などから影響されました。

 また神秘思想家スヴェーデンボリの影響もあります。

 詩人としても有名で、『無垢と経験の歌』の「虎」がしばしば引用されて有名です。

 ダンテにも傾倒して、多くの作品をそこから残しています。

ブレイクの神話世界

 ブレイクは「幻視者」ともいわれ、唯理神ユリゼンやロスなどの神話的登場人物(ゾアたち)が現れる中期から後期の「預言書」と呼ばれる『四人のゾアたち』『ミルトン』『エルサレム』などの作品群に独自の象徴的神話体系を作りました。

 要するにこれはクトゥルフ神話みたいな感じで、創作でこしらえた神話世界です。

絵画世界

作品内容

 「巨大な赤い龍」は水彩画の作品群で、『新約聖書』のヨハネの黙示録の様々な場面に登場する「巨大な赤い龍」を描いています。

 「赤い竜」とは、「十本の角と七つの頭があった獣」と並んで、キリスト教を迫害するローマとローマ軍の象徴だとされています。また大魔王サタンの化身でもあります。

葉崎詩織

こちら絵画についてです。
あまり明るくないですが、むしろ小説、映画など他のジャンル研究との関連から。

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