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エゴン=シーレ「自画像」解説

1900年代
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始めに

 エゴン=シーレ「自画像」解説を書いていきます。

背景知識、伝記

基本的な情報

 エゴン・シーレ(1890年6月12日 – 1918年10月31日)は、オーストリアの画家です。

 グスタフ・クリムトらのウィーン分離派、象徴派、表現主義に影響を受けつつ創作を展開しました。自画像や他人の肖像を多く手掛け、そのエロティックでグロテスクな作家性で知られています。

クリムトとゴッホ

 シーレはウィーン美術アカデミーの教条主義が肌に合わず、工芸学校時代の先輩であるグスタフ・クリムトに弟子入りします。クリムトは自身の分離派、象徴派、表現主義などの芸術家グループであるウィーン工房にシーレの入会を推薦します。

 フランス印象派の絵画展をクリムトが開き、そこでフィンセント・ファン・ゴッホの作品に感化され、またゴッホの影響を受けたドイツ表現主義の画家達であるヤン・トーロップやエドヴァルド・ムンクの絵画にも影響されました。

 本作もムンクやゴッホの印象派、ムンクの表現主義的な、暗いグロテスクなテイストを特徴とします。

絵画世界

内容

 シーレの作品はグロテスクでエロチックで、セックス、死をテーマにすることが多く、自分や他人のヌードを暗くグロテスクなテイストで描きました。

 ゴッホの影響が顕著ですが、アンバランスで暗い色彩とデッサン、画面構築センスによって、不安定な自意識や内面を表現します。

 

葉崎詩織

こちら絵画についてです。
あまり明るくないですが、むしろ小説、映画など他のジャンル研究との関連から。

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